レズビアンから見た「トランジットガールズ」の感想
現在フジテレビで土曜日の深夜に放送されている「トランジットガールズ」
連ドラ史上初の”ガールズラブ”をテーマとしたドラマ(らしい)。
さて、ゲイガール当事者としてのドラマの感想。
結論から言うと、私ただいま激萌え中です。
お姉さんは私のタイプ過ぎるし、妹は一生懸命で振り回されててかわいい!
毎回キュンキュンしております。
しかし、ゲイガール友達の中ではさほど話題になっておりません。
タイトルはみんな知っているけど、特別話題に上がってこない。
盛り上がっているのは、オタク気質のゲイガール友達だけですね。
当たり前の話なんだけど、ゲイガールの中にも
いわゆる「百合好き」「ガールズラブ好き」な人たちが一定数居て、
かなり熱心なGL漫画好きな人もいる。
私はGL漫画はあまり詳しくないんだけど、レズビアン映画やGL映画は大好物。
一時期は世界中の(youtubeで見れる)レズビアンカップルが出てくるドラマを
追いかけていたけど、最近は数が増えすぎて追いきれなくなっちゃった。
でも、この、カルチャーとしてのレズビアン、百合コンテンツが好き、っていうのは
自分がレズビアンである、っていう実生活でのアイデンティティーとあまり関係ないんですよね。
百合が好きだからレズビアンになる、というわけでもないし、
レズビアン全員が漏れなく百合好きというわけでもない。
まぁ、当たり前のことなんですが。
話を戻すと、「トランジットガールズ」は、百合好きには最高のドラマですが、
百合に興味の無いゲイガールの人たちには特に響かないかなと。
じゃあ、百合に興味のないゲイガールの人たちはどんなドラマが見たいのかなと思うと、やっぱり、当たり前に同性同士の恋愛が描かれてるドラマだと思う。
禁断でも、衝撃でもなく、異性愛と同じように同性愛のカップルが出てくるドラマ。
百合に興味がないのなら、ドラマに女性同士のカップルが出てきても、興味ないんじゃないの?と思われるかもなんですが、そこは違うんです。
生まれてこれまで、学校の教科書から月9からコマーシャルまで、常に異性同士の恋愛を見てきた身としては、同性のカップルが出て来れば、感動しちゃうんです!
ずっとずっと感情移入しやすいんです!
アメリカでは最近そのようなドラマが増えてると感じている。
Netflixの『ジェシカ・ジョーンズ』なんて、まさにそう。
メインキャラの一人は、妻とさっさと離婚したがっている(最低な笑)女弁護士。
セクシャリティの説明が特にない女性キャラが主人公と恋愛を匂わす会話をし始めたり。
脇役でもさらっとゲイカップルが出てきたり。
まぁ、日本ではまだまだだろうけども。
でも、海外の作品でも見れてる今の時代は、恵まれてます!